この夏放送のあった「刑事七人 第5シリーズ」。
東山紀之さん主演の大人気刑事ドラマです。
ここでは、「刑事7人第5シリーズ」のあらすじ(ネタバレ)や感想、再放送の予想などをまとめてみました。
ドラマ”刑事七人 シーズン5”最終回のあらすじ(ネタバレあり)
環は、父、純平の 16回忌に出席します。
そこには、順平の親友、山口もいました。
同じ頃、廃工場で、岡崎という男性の他殺体が発見されます。
岡崎の右手には、紙の切れ端が握られていました。
天樹は、環の父純平の名刺を現場で発見します。
捜査会議で岡崎の写真を見た環は、すぐに、それが純平の友人と気づきます。
捜査会議が行われ、管理官として、かつての仲間、沙村が現れます。
沙村は、専従班を捜査から外すと宣言。
環の様子が気になる天樹は、環を飲みに誘います。
環は天樹に、父の名刺であること、16年前に父は転落死したこと、父の部屋に、岡崎の写真を見つけたことを打ち明けます。
専従班は、独自捜査をすることに。
しかし、捜査本部の情報にアクセスできません。
天樹と環は、純平の事故を、他のメンバーは、岡崎の件を捜査します。
片桐は、外務省が事件に絡んでいることを突き止めます。
岡崎の職業は、コーディネーターでした。
純平と岡崎には仕事上のつながりがあったのです。
この事件は、警視庁のデータベースにアクセスできない、特S案件でした。
海老沢は、外務審議官で、純平のかつての上司、山口に話を聞きます。
山口は、「4日前 怪文書が届いた」と話します。
岡崎は、沖野と佐伯 の二人と頻繁に連絡を取っていました。
佐伯は純平のかつての部下でした。
沙村は専従班に捜査をやめるよう忠告しますが 、
天樹は、「正攻法だけが捜査ではない」と反論します。
しかし沙村は、「長沢の死と山下の暴走を独断行為による汚点だ」と言い放ち、 二人は対立します。
片桐は上層部に知られたくない何かがあると推理していました。
そこで佐伯と沖野に話を聞くと、佐伯は、「岡崎が女性に貢いでいた」と打ち明けます。
一方、沖野からは「岡崎は店の常連で、口説かれていた」という情報が得られました。
堂本は、「純平の死因が 転落であることに、不審な点がある」と天樹に伝えます。
「解剖されなかったのは、誰かが何かを隠そうとしているから」だと。
純平は、妻に連絡した後、如月港に隣接する倉庫から転落し、事故死したことになっていました。
環の母は、純平は、 環へのプレゼントのぬいぐるみのことを気にしていたと話します。
一方、岡崎と沖野は、純平の昔からの知り合いでした。
そんな時、純平の手帖から、岡崎が握っていたものと同じ紙の切れ端が見つかります。
それは、外交報償費の出納履歴でした。
純平は、外交機密費の横領に関わっていたと見られていました。
環は、出納履歴のメモを山口に見せます。
すると、「君が疑ってどうする」と山口。
堂本は、岡崎の解剖をします。
岡崎の死因は、腹部を刺されたことによる失血死でした。
片桐は、岡崎と沖野の金の流れを調べさせます。
16年前、岡崎と沖野の口座に、16億円の入金がありました。
沖野に事情を聞こうとする片桐。
一方、天樹は、歩道橋の上で、佐伯に刺され、倒れます。
病院で意識を取り戻した天樹に、片桐は謝ります。
沖野は、取り調べで、岡崎が16年前、外交機密費を横領していたこと、店の開店資金を出してくれたら、付き合ってもいいと岡崎に言って、お金を振り込んでもらっていたこと、横領していた外交官が純平であると自供します。
それを受けて、環は辞表を出します。
優しい父を思い出して、涙する環。
その頃、沖野の店から、凶器のナイフが見つかりました。
これで純平は、機密費横領の犯人と認定されることにーー
沙村は「お前らが招いた結果がこれだ」と吐き捨てます。
天樹は、病院を抜け出し、捜査に乗り出します。
そして、純平の部屋にあったぬいぐるみから、フロッピーを見つけて、持ち出すのでした。
自分を刺したのは、佐伯で、口座履歴を特定した人物こそ、事件の主犯と、専従班のメンバーに告げる天樹。
片桐は、個人口座のデータを手分けして調べるよう指示します。
刑事部長を説得する片桐。
「証拠は、刑事たちが足で稼ぐ。小石でも、大きな濁流をせき止めることができるんです」 と片桐は語りかけます。
ついに、口座の証拠をつかむ専従班。
一方、捜査本部は、幕引きしようとしていました。
そこに現れる天樹たち。
岡崎を殺したのは、佐伯と断言します。
岡崎の死亡推定時刻に、沖野は、佐伯に呼び出されていました。
佐伯は、沖野に罪をなすりつけようとしていたのです。
佐伯とともに横領していた人物は、山口でした。
その証拠が純平のフロッピーに残っていました。
純平は、横領を暴こうとしたため、山口と佐伯に殺されたのですーー。
やがて、岡崎のカネがつき初め、岡崎は、佐伯を恐喝して、怪文書を送ったのです。
佐伯は、山口の指示で、岡崎を殺し、紙の切れ端を残して、純平に横領の罪を被せていました。
山口の取り調べは、環が行います。
取り調べで、山口はら純平を殺したことを素直に認めます。
「どうして親友だった父を殺したの」と尋ねる環に、「金のため」と答える山口。
一方、沙村は、正攻法では事件も明らかにできないと判断し、環を守るために、わざと、専従班を捜査から外し、佐伯を泳がせていたのでした。
それを説明している時、天樹は再び倒れます。
そんな天樹に手を貸す沙村。
数日後、環は、純平の墓に手を合わせ、専従班の仲間たちと海へ行きます。
ドラマ”刑事七人 シーズン5”最終回の感想
物語の序盤で、沙村は、管理官となって現れ、捜査会議で専従班を捜査から外すことを宣言しました。
今まで、天樹たちと一緒にやってきた沙村が、まさか、天樹たちを追い出すなんて、ひどいことをするはずがない。
何かこれにはカラクリがあるのではないかと私は思っていましたが、やはり、その通りで 、沙村が 専従班を捜査から外したのには、理由がありました。
それは、 水田環を守るためだったんですね。
最後に、からくりがあったことに、なんとなくホッとしました。
環は、父の純平が贈賄の容疑で、疑われていましたから、一時は、辞表を提出 しました。
環が捜査から外された直後、「何か言いたいことがあるのか」と沙村に尋ねられたとき、「別に」と言っていましたが、 その目が怖かったです。
警察官であるために、感情を抑えてあえて、冷静に振舞っている環です。
なので、捜査から外されても、感情的になったり、反論したりすることはなかったのですが、「別に」と冷静な表情で 言う方が反論するよりも、こわいと思いました。
そんな普段は冷静な環も、辞表を出す羽目になり、家に戻って、父の写真を見た時は、優しい父のことを思い出し、さすがに涙が溢れていましたね。
感情を表に出す事が普段あまりない環だけに、この時はすごく悲しかったんだということがよく伝わってきました。
物語中盤で、天樹は、佐伯にお腹を刺されてしまいました。
このシーン、すごく衝撃的でしたが、いつも冷静で、取り乱すことのない天樹は、腹を刺されても、わめき声を出すこともなく、血を流したままで、静かに倒れました。
いつも冷静沈着な天樹らしい倒れ方だなと、私は感じました。
重傷を負っても、完治していない状態で、病院を抜け出し、捜査をする天樹の熱意に、胸を打たれると同時に、「天樹、果たして大丈夫なのか」とすごく心配で、ハラハラしました。天樹が無事で良かったです。
今回は、7人の刑事たち、それぞれの貫きたい正義が描かれていました。
普段はおとなしい海老沢が家族を守るため、正義を貫く 様子、
また、最後に、被疑者の山口が、金のために環の父を殺したと自白した時、誰よりも早く殴ったシーンは、 驚きでした。
かっこいいなと思ったのは、やっぱり片桐でした。
刑事部長を説得するシーンで、「ちっぽけな小石でも、積みあげれば、大きな濁流をせき止めることができる。
俺たちはそれを信じて、駆けずり回ってるんです」 と、堂々と語りかけたシーンは、素晴らしいなと思いました。
そういう格好良いシーンもあるかと思えば、ラストでは、いきなり、アロハシャツに浮き輪を付けて、登場。
可愛らしい部分もあって、そのギャップ がいいと思いました。
吉田鋼太郎さん、どちらかといえば、悪役で、犯人といったイメージがあったのですが、最近では、「おっさんずラブ」などにも出演して、コミカルな役などもこなされていて、いろんな役ができるところがすごいと感心させられます。
最終回は、七人の刑事たちらそれぞれの正義とは何かを問いかける内容になっていて、とても見応えが ありました。
環の父親の純平は、実は悪い人と見せかけて、本当は、それは濡れ衣だった。
そして、罪を告発しようとして殺されたというパターンは、刑事ドラマにはありがちです 。
ですので、そうではないことは、すぐにわかりました。
ともあれ、最後は全ての謎が暴かれるのと同時に、ハッピーエンドで、視聴者を満足させてくれました。
このドラマ、シーズン 5までシリーズ化されていますので、続編があるものと期待しています。
ドラマ”刑事七人 シーズン5”の再放送はいつ?
「刑事七人」は、2015年に第1シリーズが放送されました。
その後、シリーズ化され、翌年の2016年7月に、第2シリーズ、翌々年の2017年7月から、9月で、第3シリーズと、1年ごとに続編が放送されてきました。
続編が毎年あるということは、人気ドラマである証拠だと言えます。
今や、「刑事七人」は、夏ドラマの定番という印象が強くなっています。
「刑事七人」の第5シリーズの再放送はいつなのか。
まだ明らかにはなっていませんので、ここでは予想をしてみたいと思います。
テレビ朝日の刑事ドラマは、概ね、午後3時55分からの枠で、これまで、放送されることが多くありました。
ドラマ「相棒」や、「遺留捜査」、「臨場」などの人気刑事ドラマの再放送が、この時間帯に放送されています。
「刑事七人第5シリーズ」は、9月18日に最終回が終了したばかりですが、すでに、DVD 化も決定しています。
ですので、再放送は、早ければ、半年後の2020年 4月頃に、第5シリーズの再放送があるのではないかと、個人的には予想しています。
「刑事七人」は、平均視聴率10%を超える人気ドラマであり、これまで、 シリーズ化された人気刑事ドラマですので、見逃した方は、できるだけ早く、再放送がみたいですよね。
再放送が楽しみですね。
まとめ
「刑事七人 第5シリーズ」最終回は、二転三転するストーリー展開で、とても見応えがありました。
七人の刑事たちのそれぞれの個性が発揮されていて、とても面白い物語が展開していました。
それにしても、主人公の天樹は、いつも冷静沈着だなと 思いました。
再放送がいつなのか、まだ明らかになっていませんが、 再放送が待ち遠しいです。